2006年11月05日

あんずの実ひとつ

あんずの実を
口に入れて

甘酸っぱいのは
恋の味

あんずの実を
貴方にも分けて

貴方の口にも
恋の味

唇を二人
そっと重ねて

甘酸っぱいのは
キスの味

ふっとため息
香ってくるのは

甘酸っぱい
思い出の味

そっと二人で
肩を寄せて

吐息は淡い
セピアの香り

 

 

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2006年11月04日

色無きうた

音さらう
色無き風は
冬の使者
ガラス色の空
映るもみじば
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2006年08月24日

終わらない夏の朝

夏の形見の

朝顔は

紫の色を

輝かせ

朝の光を

吸い込んでいく

庭の片隅に

夏の名残

まだ秋は来ない。

SInce 2006

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2006年07月19日

切ない雫

やまぬ雨音
部屋の隅
覗く花の上
滲む 雫
やまぬ雨音
部屋の中
電話にぎりしめ
滲む 涙

こんな雨の夜
こんなとき
貴方の声が
聞きたい なのに……

溢れる涙で
花が見えない
溢れる涙で
夢すら、見えない……

SINCE 2006
posted by 天羽悠衣 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

アメフリ

雨の輪が
描く波模様
雨の輪が
描く涙模様
ガラスをなでたら
ただ 冷たい
濡れたシャツも
ただ 冷たい
もう流す涙なんか
ないと思ってたのに

頬に伝う
この温もりは……

SINCE 2006
posted by 天羽悠衣 at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月20日

想い出を開く鍵

ただ忘れられた
想いを映す鏡
覗き込めば
柔らかな風とともに
時は巻き戻る
帰らない人がいる
帰らない時間
いつでも
覗きたい時は
手に取って

刻まれた時間を
再び輝かす

……風で落ちた
Photograph

SINCE 2006
posted by 天羽悠衣 at 00:56| Comment(6) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月30日

たんぽぽ

image/windtimekey-2006-04-30T00:52:04-1.jpg
大輪の
花開け
夏の向日葵に
敵わずとも
春の光を
その身に受けて
輝け
大地の黄色い太陽

SINCE 2006
posted by 天羽悠衣 at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

桜・賛歌

image/windtimekey-2006-04-07T03:10:47-1.jpg
薄桃色の花びらが

雫に映り

桃色が揺らいで

輝きを増す

春の喜びは

静かに噛み締めて

ひっそりと表す

派手なように見えて

静かさを湛える花

はかなく散るときは

夢のように

それでいて……

忘れられぬほど

美しい

SINCE 2006
posted by 天羽悠衣 at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月03日

春の鼓動〜今から未来へ〜

雨にぬれ
光る緑
行過ぎる風は
少し温もりをはらむ

どこだろう
鳥の声が聞こえ
ふと立ち止まる

寒い冬にも
終わりがある
涙に似た雨の冷たさも
もう春を運ぶ輝きをはらんでいる

こぼれる雨を掬って
自分の足で歩き出して

緑の光を浴びて
思い切り地面を蹴って

幸せを運ぶ青い鳥
暖かい春の光
見出す為に

走り出さなきゃ
いけないと

春はすぐそこ
未来は今が示す先

自分の足で走らなければ
どこへも進めないのだから

SINCE 2006

posted by 天羽悠衣 at 01:41| Comment(0) | TrackBack(3) | 詩集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

花のリレー

春の光が眩しくて
思わず目を細める

散った梅の花
咲いた桜の花

最後のひとひらに
流れ行く時を託して

次は我こそ
綺麗に咲かせると

流れる時を
風に乗せて

……輝いて 花びら

SINCE 2006
posted by 天羽悠衣 at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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