2006年03月10日

雨降る夢

夜また夜の
闇の奥
ただ降り注ぐ
雫の音だけが
静寂を溶かしていく。
夜は雨に
沈んでいるか
冬は雨に
流されているか

私も雨に
流されようか

行き着く先は、闇夜の夢・・・

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2006年02月20日

虚ろな瞳

ただ
夜の虚空を見つめる
人形の瞳が
悲しくて
何の言葉も発さない
その口元が
切なくて
開かれた戸口で
じっと見つめた
可愛いがってくれた主は
もう帰らない
淋しさと涙は
夜に 溶けて……

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posted by 天羽悠衣 at 02:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

雑想〜春風の予感〜

静寂の冬の隙間
ふと耳を澄ませば
春の足音
かすかな鼓動
かすかな温もり
かすかな春の調べ

長い沈黙の
時を経て
待ち侘びた

……もうすぐだよ
……もうすぐだよ

心待ちにする
花の蕾
木葉の芽
草のみどり
道行く人の心

……待ってね。もう少しだから……

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2006年02月04日

銀の視線

夜の街は
漆黒に沈み
色を失う
思わず見上げた星は
何よりも遠く
手を伸ばしては
白いため息をつくばかり

黒く染まる
孤独な帰り道を
夜空は薄目を開けて
ただ じっと見ていた

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2006年01月23日

閉鎖

部屋の片隅で
そっと縮こまる
広い
私はなんて小さい

詰める思い出も無く
一人で佇む
部屋の気温に
心ごと冷やされて

凍った時間は
誰も溶かせない

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2006年01月18日

夢・幻想

風に流されて
星のひかりが
流れて来る
夢へ連れて行って
冷たく 暖かい星
澄んだひかりに
手を伸ばし
夜空へと飛んで行く

輝く三日月の上で
そっと目を閉じて
優しいハンモック
今宵はまた
夢のゆめを……

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2006年01月15日

朝靄月

名残惜しそうに
光を残す月
夜と朝の境目の
街を静かに映す
雲を分けるように
靄を分けるように
注ぐ光
自らの中にも
最後の夜を刻み付けて
帰って行く
ゆっくりと

……山の影へ

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posted by 天羽悠衣 at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月16日

秋風を探す者

秋風にさらわれた
ぬくもりを探して
さまよう旅人は
色なき風に
冷えてゆく
失いたくない
大切な物を
小声で しかし
力を込めて
呼びながら

SINCE 2005
posted by 天羽悠衣 at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 一筆箋・雨の日さんぽ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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秋風にさらわれた
ぬくもりを探して
さまよう旅人は
色なき風に
冷えてゆく
失いたくない
大切な物を
小声で しかし
力を込めて
呼びながら

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風の行く手へ・・・

過ぎ行く風を
振り返り
色を失う
並木道

置き忘れた
思い出を
すべてさらって
そっと色を
消して行く

どこへ行く・・・?

信じていたのに
ひとかけの希望

呼んでも
叫んでも
帰らない人たち

希望もまるごと
風にさらわれ
開いた穴は
涙で埋まる

思い出ばかりが
駆け巡る
鮮やかな色で

霞まないうちに
落ち葉の下に
埋めよう

もう目を醒まさない
時間も 貴方も

風の行く手に
落ち葉を流す

流された希望と
心を 包むため

・・・そしてまた
・・・私は冷える

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posted by 天羽悠衣 at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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